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今日は午後から、合唱の練習です。来週に控えた、親友の結婚式の余興で合唱を頼まれているんです。先日の日記でもちょこっと触れましたが、マミィは高校時代、「音楽部」で合唱をやっていました。マミィの結婚式の披露宴でも、仲間達が歌ってくれたんですよ♪
一言で表現すると「体育会系合唱部」だね、と今でもよく仲間達と話しています。文化系の部活ではありますが、歌の基本は体作りからと、走りこみや腹筋、背筋を鍛えるための筋トレも行いました。上下関係がとっても厳しい部活で、先輩は「〜先輩」ではなく、「〜さん」とか「上級生の方」と呼び、言葉遣いは全て敬語!丁寧語じゃなくて、尊敬語です!!当然返事は「ハイ!」。当たり前と言えば当たり前のことですが、あいづちを打つんじゃダメなんです。ちゃんとしゃきっとした声で「ハイ!」(笑)
そして、周りへの気配りも、厳しく教育されたうちの一つです。指揮者やピアニストやボイストレーナーの先生がちょこっと動こうもんなら、何をしようとしているのか瞬時に察知し、ささっと飛んで行って、譜面台の位置を調整したり、楽譜を差し出したり・・・。あの頃はみんな必死でしたが、大人から見たら、そんな高校生がいじらしくて可愛くて仕方なかったんだろうね、それで、忙しい中、高校生の部活などのために、時間を割いて来てくださっていたんだろうね、と、来週結婚する花嫁さんとも、先日話しました。
コンクールでは全国大会に出場する学校だったので、やはりそれなりに色々なことが皆厳しかったですね。半年かけて一つの曲を作り上げます。合唱は、歌の上手さだけでなく、気持ちが揃っていないとダメなんです。仲間内で喧嘩をしている最中だったり、1人でも集中していない人がいると、もう声が乱れるんです。不思議だけど、そうなんです。
あれから10年以上も経って、こういう誰かの結婚式で歌う、などという機会があると、「どの曲にしようか!?」から始まり、3年間で歌った曲を、次々に口ずさみだします。でも、思っているよりフレーズを覚えていなかったりします。
私達は歌を頑張っていたけど、部活って、それだけじゃないんだな、って思います。歌よりも、どんな出来事があったか、ほんのささいな会話まで覚えていたり。1年間365日、涙を流さない日は無かったくらい、歌が思うように上手く上達出来なかったり、受験勉強との両立が大変だったり、部員内の関係が上手くいかなかったり、苦しいことの方が多かったんじゃないかと思います。でも、振り返ってみたとき、「楽しかった」と思える。
ワイワイ騒いだり、のんびり遊んでいるのも楽しい。でもそういう楽しさじゃなくて、目標を掲げてそれに向かって努力したり、自ら困難な道を選び、時には皆で励ましあって乗り越えたり・・・そういう過程がとても楽しい。それは、やり遂げた時の喜びや達成感、それに、そういうものを一緒に超えたからこそ初めて生まれる、人との絆の強さが、どんなものかを知っているから。
毎日の家事も、育児も、仕事も・・・何においても、マミィは頼まれてもいないのに、忙しい方、大変な方に、自分を追い込んでしまうんです。きっとそれは、高校の部活時代に培われた性格なんでしょうね。つらかったり苦しかったりすることもあるけれど、ああ、これはきっと幸せに向かってちゃんと前進出来ている証拠だな、充実している証拠だな、と思い、毎日楽しく生きてます!
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